
永井宏(著/文)
信陽堂
B6変型判 縦177mm 横117mm 厚さ22mm 重さ 340g 496ページ
愉快なことや楽しいことの意味を知ることができれば
そこに雨が降っても風が吹いても、笑っていることができる
エッセイでも詩でもない、季節のめぐり、思索のあと、日々の暮らしの中で五感を開いて拾いあつめた小さな欠片。
永井宏さんが、亡くなる直前まで書き続けたそれら「友人のような言葉」すべてを一冊にまとめました。
1995年4月20日、湘南・葉山のはずれにひっそりと“SUNSHINE+CLOUD”というショップが誕生した。
命名は「だれにでも表現は出来る。ひとりひとりの暮らしが表現になるんだ」と人を励まし、みずからも表現し続けたアーティスト永井宏さん。
ここに収められた言葉は、00年代初頭「クウネル」「天然生活」「アノニマ・スタジオ」など暮らし系の出版に大きな影響を与えた永井さんが、この店の通販カタログのために17年にわたり永井さんが書き続けた956もの断片の、そのすべて。
目次
SUNSHINE + CLOUD 1995-2011 永井宏
小さなカタログと永井さんをめぐるいくつかの話 及川佳寿美
この本のなりたちについて 丹治史彦
著者プロフィール
永井宏(ながい・ひろし)
美術作家。1951年東京生まれ。70年代より写真、ビデオ、ドローイング、インスタレーションなどによる作品を発表。80年代は雑誌『BRUTUS』などの編集に関わりながら作品を発表した。1992年、神奈川県の海辺の町に転居。92年から96年、葉山で生活に根ざしたアートを提唱する「サンライト・ギャラリー」を運営。99年には「サンライト・ラボ」を設立し雑誌『12 water stories magazine』を創刊、2003年には「WINDCHIME BOOKS」を立ち上げ、詩集やエッセイ集を出版した。自分でも旺盛な創作をする一方で、各地でワークショップを開催、「誰にでも表現はできる」とたくさんの人を励まし続けた。ワークショップからはいくつものフリーペーパーや雑誌が生まれ、詩人、作家、写真家、フラワーアーティスト、音楽家、自らの表現として珈琲焙煎、古書店、雑貨店やカフェ、ギャラリーなどをはじめる人などが巣立ち、いまもさまざまな実験を続けている。2011年4月12日に永眠。59歳だった。
(出版データより)
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