
著者:ダンティール・W・モニーズ
翻訳:押野 素子
版元:河出書房新社
判型など:四六変型判 、240P
予期せぬ悲劇によって親友を失った黒人少女に去来したものとは? フロリダを舞台に描かれた心の闇と悲痛な赦しの瞬間。ロクサーヌ・ゲイらが激賞する黒人文学の新世代による衝撃の短篇集。
なんだか、溺れているような気分――。
彼女たちの抱えた闇は、
フロリダの湿度に熱せられ、
路上の片隅から溢れ出す。
アフリカン・アメリカン文学の新潮流
過激でダークな11篇
死に取り憑かれた少女たちの誓約(ミルク・ブラッド・ヒート)、失った胎児を幻視する母親の安息日(饗宴)、教会から追放された女子高生が挑む復讐劇(天国を失って)、父の遺灰を捨てるロード・トリップで回帰した記憶(水よりも濃いもの)……。ミレニアル世代が描く、女性たちの深き闇と、瑞々しい赦しのとき。
新人としては異例の注目を集め、一躍アメリカ文学の最前線に立つダンティール・W・モニーズ。ブラック・フェミニズムの最先端にして、有力誌が激賞した衝撃のデビュー作。
(書誌情報より)
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