編集発行人:内田洋介
判型など:B5変判h237mm*w182mm、本文144P
『LOCKET 05 BEAR ISSUE 野生の造形』(内田洋介)
「かつて窓の向こうは美しい光線に満ちていた。それは自粛を要請されるものでなければ、キャンペーンに後押しされるものでもない。ましてやデジタルに置き換えられるはずがない。遠くを想うことを忘れてしまうと、光線は分厚いカーテンに遮断されるようになるのだろう。野生の造形を見つめ、時空の隔たりや心の深さに思いを馳せるとき。想像力の射程が押し拡げられ、透徹した光線が再び差し込むようになるはずだ。」(編集長・内田洋介)
『LOCKET』は個人という最小単位で運営し、姿なき価値観、主観的な真実を追いかける独立系旅雑誌。第5号は「野生の造形」がテーマです。
カバーにはシルクスクリーンで一冊一冊刷り込まれたクマのような造形物。ベルリンの街、中世キリスト教世界、ノルウェー、北海道……世界各地、さまざまな時代に見られる、クマをかたどった造形から野生の輪郭がうっすらと見えてくる。
知らない土地へ降り立ったときの昂った気持ちを思い出させてくれる文章と写真の数々。石川直樹さん、安藤夏樹さん、在本彌生さん、寺尾紗穂さんたち豪華な面々をゲストに、今回も高い熱量で雑誌の思いが伝わってきます。
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