【イベントのお知らせ】【23.5.27】『死ぬまで生きる日記』朗読・読書会

【イベントのお知らせ】【23.5.27】『死ぬまで生きる日記』朗読・読書会

"なぜ自分は毎日のように「死にたい」と思ってしまうんだろう、という問いは、裏を返せば、なぜ自分はそれでも生きているんだろう、という問いでもある。"
(「はじめに」より)

死ぬまで生きる日記』は文筆業を営む土門蘭さんが子どもの頃から抱えてきた「死にたい」という感情に対して、カウンセラーや周囲との対話を通して向き合い続けた約2年間の記録です。生きのびるブックスより刊行された本書を軸に、朗読・読書会を開催します。

まっすぐと、ありのままの事実や感情が綴られている文章に、読む側も心の鎧を外してもらっているようでした。状況や経験はまったくちがうけれど、この本そのものが"お守り"のように感じる人は多いのではないでしょうか。土門さんの体験を通して、カウンセラーという存在が少し身近に感じるようになることもまた、この社会を生きるわたしたちにとって大切なことだと思いました。

今回は土門さんをお招きして、『死ぬまで生きる日記』の朗読、本のこと、カウンセリングのこと、記録を残すことなどお話を聞けたらと思います。また、会場の皆さんとも本を読んだ感想や思っていることなどシェアし合えたらうれしいです。参加は、読んだという方はもちろん、本を読んでいなくても、途中まででも、当日のご購入でも可能です。

今回のファシリテーターはけいごマンこと、荒井慶悟さん。

この本が自分のことかも、と思う人、この本についてお話したいな、と思う人、読んでみたいなと思う人、ぜひご参加ください。

日時:2023年5月27日(土) 19:00〜20:30
  (開場:18:30-、開始:19:00-、閉店:-21:00)
ゲスト:土門 蘭(『死ぬまで生きる日記』著者)
ファシリテーター:荒井 慶悟
場所:TOUTEN BOOKSTORE1階
参加費:2,200円(税込)
定員:あり

申込方法:
①店頭申込→レジにてお声がけください
ネットショップからお申込
③メール、DMなどのお問合せ

 

プロフィール

土門 蘭(どもん・らん)
1985年広島県生まれ。小説・短歌などの文芸作品や、インタビュー記事の執筆を行う。著書に歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(寺田マユミとの共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『そもそも交換日記』(桜林直子との共著)がある。

荒井 慶悟(あらい・けいご)
山梨県富士吉田市出身。大学を卒業後、地元の市役所に一般職として勤務する傍ら、中間支援団体を立ち上げ、事務局長を兼任。 2017年、退職。スウェーデンへ留学し「持続可能な社会のための戦略的なリーダーシップ」を学ぶ修士課程を卒業。 留学中に出会った「対話」を軸としたファシリテーターとして活動している。

 

『死ぬまで生きる日記』(生きのびるブックス)
日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。

はじめに
第1章 私は火星からやってきたスパイなのかもしれない
第2章 「『死にたい』と感じてもいいのだと、自分を許してあげてください」
第3章 「自分で自分の『お母さん』になれたらいいですね」
第4章 「肯定も否定もせずに、ただ感情に寄り添ってみてください」
第5章 「『解決しよう』と思わなければ、問題は問題ではなくなるんです」
第6章 「私はずっと、日本人になりたかったんです」
第7章 「『過去』は変えられなくても、捉え直すことはできます」
第8章 「あなたは、必死に生きようとしています」
第9章 地球以外の場所で、ひとりぼっちでものを書く人たち
第10章 居心地の良いように「火星」を作り替えていけばいい
第11章 「生きている限り、人と人は必ず何かしらの形で別れます」
第12章 「書いて、読むことで、私たちは何度でも出会えます」
最終章 「お守り」を感じながら生きていく
おわりに