BOOK FAIR情報【2023.7.4PM-7.31】ころから・共和国・タバブックスほぼ10周年フェア small&TOUGH

small&TOUGHフェアの画像。

ころから、共和国、タバブックス(アルファベット順/略称)が「ほぼ10周年」を迎えたことを記念して、「スモール&タフ!! ころから・共和国・タバブックス”ほぼ10周年”フェア」が全国の書店で開催されます。当店でも7月末まで開催します。

本屋はそれぞれの人が本と向き合うプライベートな場所を作りながら、社会にひらいたパブリックな空間でもあります。日々の生活の中で息つぎができる場所を目指して1冊1冊を並べ、販売する。お店はちいさなことの積み重ねだけれど、その先によりよい世界がつくれることを信じたい。ころからさん、共和国さん、タバブックスさんのような出版社の本とともに、小さくてもタフなお店づくりができたらと思います。

期間中はフェア特製ペーパーも配布。ぜひお越しくださいませ。

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スモール&タフ宣言
ころから、共和国、タバブックス「ほぼ10周年」に寄せて

わたしたち、ころから、共和国、タバブックスは、2013年から2014年にかけて創業した出版社です。
今年から来年にかけて創業から「ほぼ10周年」を迎えるにあたり、志をともにする書店へフェア開催を呼びかけたいと思います。
わたしたちが刊行する本のジャンルは、重なったり、重ならなかったりしますが、いずれも一人から三人の少人数で運営してきた点や大量配本/大量返品をよしとしない点など少なくない共通点があります。
さらに、最大の共通項は「スモール&タフ(Small & Tough)ーー小さくしたたかに」という点ではないかと考えます。
わたしたちが創業したとき、すでに出版業界は「斜陽」とされ、書店が激減する途上でした。
しかし、その後のほぼ10年で起こったことはワクワクするような変化でした。
たとえば、わたしたちが創業してからも、いわゆる「ひとり出版社」が続々と設立され、何十もの「独立系書店」が全国に現れました。
また、全国各地でブックフェスや本のマーケットなどの販売イベントも隆盛を迎えています。
こうした変化が起きたほぼ10年間に、わたしたち三社は合計で200冊におよぶ本を刊行してきました。この三社がなければ世に出なかった、あるいは後世に残らなかったかもしれない本ばかりです。
小さくともタフに本づくりを続けることで、多くの読者と出会うことができ、そして書店に対してもわずかでも売上に貢献できたのではないかと自負しています。

そこで、志を同じくする「スモール&タフ」な書店に呼びかけたいと思います。
今年から来年にかけて、「スモール&タフ!! ころから・共和国・タバブックス”ほぼ10周年”フェア」を開催しませんか?
仕入条件など詳細は別途に記しますが、多くの書店がシビアな状況をタフに乗り越えようとされていると考えます。
ゆえに「同志」としてつぎの10年を支え合えればと考えます。
「ほぼ10周年」をサカナに、わたしたち版元と書店の「スモール&タフ」を世間に伝えていこうではありませんか。
全国はもちろん日本語書籍を取り扱う全世界の本屋さんに呼びかけます。

2023年2月
ころから、共和国、タバブックス(アルファベット順)