【イベントのお知らせ】【22.12.17】黒川アンネ&佐々木ののかトークイベント
「モテとはなんなのだろう」「自分を愛するということとは」……『失われたモテを求めて』(草思社)著者の黒川アンネさんを当店にお招き、『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(亜紀書房)著者・佐々木ののかさんとオンラインでお繋ぎしトークイベントを行います。
『「なんでモテたいのかなあ」と考えた時に、私は自分が人間扱いをされたかったのだと感じた。(中略)以前の私は「モテ」を自らが「女性の側」として認められ、それ相応の扱いを受けることだと理解し、それを切実に求めていたけれど、最近では、ずっと意味が変わってきた。』(「どうしてモテたいの?」より)
31歳、年収300万円、小さい頃からずっと「学年で一番太った子」、という自己紹介からスタートする。一番書きたくないことから書こうと決めていた黒川アンネさんの赤裸々な「モテ」への実践、そして人間関係の実録である『失われたモテを求めて』。
『自分を愛する、という言葉に長らくピンと来ていなかった。(中略)自分も他人も愛せるに越したことはない。そんなことはわかっている。私が知りたいのは、そんな至極当然の事実ではなく、どうすればそのようにできるかのプロセスだった。』(「はじめに」より)
長い間、自分を愛することができなかった。ひょんなきっかけで自分や過去と向き合わなければならない状況が来て、自分自身と殴り合い、少しずつ受け入れられるようになる。自分をどうしたら愛せるのか。他者とどう関わればいいのか。そんな悩みに苦しむ、名前も顔も知らない仲間へ贈られる佐々木ののかさんのエッセイ『自分を愛すること(あるいは幸福について)』。
愛すること・愛されることについて考え続けているふたりのトーク。ぜひご参加くださいませ。
登壇者:黒川アンネ(リアル登壇)、佐々木ののか(オンライン登壇)
参加費:(現地・ 後日オンライン動画配信)いずれも 2,000円
※オンライン後日配信……イベントの後日、録画したものをYoutubeにて限定配信リンクをお送りします
プロフィール
黒川アンネ(くろかわ・あんね)
編集者、翻訳者、コラムニスト。1987年生まれ。一橋大学社会学部在学中にドイツに派遣留学。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。現在は東京都在住。
佐々木ののか(ささき・ののか)
文筆家、狩猟者。
1990年北海道生まれ。筑波大学 社会・国際学群 国際総合学類卒。家族や性愛関係をはじめとした親密な関係について探求を続け、新聞や雑誌を中心に寄稿している。現在は非人間との親密な関係に関心が移り、猫2匹のほか、馬1頭を迎え、狩猟者として山に分け入る。著書に『愛と家族を探して』『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(ともに亜紀書房)がある。